こんにちは。緒方建設です。

今回は前回のモデルホームの室内温度測定結果中心にお伝えさせていただきます。

今までは「断等等性能等級４」が最高等級でしたが、本モデルホームは昨年１０月に施行された新しい断熱等性能等級「５」と「６」の中間ぐらいの断熱性能設計されています。

グラフの赤色が室内気温、黄色が新断熱基準の等級５、黒色が断熱等性能等級４（今までの最高等級）、緑色が上位の等級６、青色が外部の気温です。

測定は専門の測定器ではなく一般的な温度計を使ったものなので測定誤差はみられると思いますが、数値をみると１／１７～１／２４は外気温の変化に関係なく１３℃～１４℃を保っています。外気温が０℃を切った１／２２で１３℃。１／２４より寒波で気温が－４℃近くまで下りましたが室温は１２℃とさほど下がりませんでした。寒波前の気温が比較的高かったのでその影響かもしれません。

実際には住まわれる方や住宅機器類からの熱も付加されるので少し温度は変わると思われますが、ＷＨＯ（世界保健機関）が推奨する室内温度１８℃以上に暖めるには今までの断熱等級４だと＋１０℃ぐらいですが当モデルホームだと一番温度の低い日で＋６℃ぐらいなので、その分暖房コストも下がるのではないでしょうか。

またグラフには反映してありませんが日差しがよい日は昼過ぎに室内温度が１８℃を超える日がありました。これは窓からの「日射取得」の影響もありますので、こちらは日を改めて測定をしてみたいと思っております。