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②新築施工棟数が年間6棟である理由

2025.12.27

BEFORE:①完全自由設計ってなに?私たちが打ち合わせにとても時間をかける理由

 

年間6棟と決めているのはなぜ?

理由はとてもシンプルです。
施工品質は「人の目」と「人の手」で決まるから、
そして何より、お客様が描く理想をきちんと形にするためです。

 

どれだけ高性能な仕様や魅力的な設備を採用していても、最終的に家の出来を左右するのは、現場での施工品質です。

・お客様のご希望が、図面どおり・意図どおりに反映されているか

・断熱材や気密処理など、見えなくなる部分まで丁寧に施工されているか

・職人さんとの意思疎通がしっかり取れているか

こうしたことは、現場をしっかり見る時間と余裕があってこそ成り立ちます。

 

工事が同時に多く進む体制では、どうしても「確認できる目」や「一つひとつに向き合う時間」が分散しやすくなることがあります。

住宅アドバイザーである私も、設計担当も、これまでに施工棟数の多い会社で住宅づくりに携わってきました。
その経験の中で、効率を重視する体制にはスケールメリットが活かせるよいう良さがある一方で、「現場一棟ごとに深く関わる時間を確保するのは簡単ではない」という場面も見てきました。

そうした経験を通じて、多棟数建築と高い施工品質をどう両立させるかは、会社の考え方や体制によって変わるものだと感じています。

 

そこでたどり着いたのが、新築工事を同時進行しないという選択です。

工程を被らせることなく、一棟一棟にしっかり向き合い、設計の意図やお客様の想いを細かな部分まで現場に伝える。
そして、仕上がりや納まりをその都度確認しながら施工を進めていく。

おがたの家は、お客様の理想と施工品質を両立させるための努力を決して惜しみません。

 

また、私たちはすべての建築現場を同じ大工さんにお願いしています。

そして、設計担当は現場担当も兼任しているため、お客様から伺ったご要望を実際に作業する職人さんにダイレクトにお伝えできるもの大きな強みです。

家づくりに対する考え方や、おがたの家の施工基準を共有できているからこそ、品質のばらつきが出にくく細かな部分まで安心してお任せしているのです。

 

住宅会社の家づくりのスタイルは、本当にさまざまです。

大手ハウスメーカーさんのように多くの家を効率よく建てるスタイルもあれば、私たちのように、少数の家を一棟一棟、時間をかけて施工するスタイルもあります。

それらに正解・不正解があるわけではありません。

さまざまなやり方がある中で、「自分たちの目が届き、責任を持てる棟数」
こちらを何より大切にしたいと考えて、おがたの家は今のスタイルを選びました。

その結果として決めた数字が、年間6棟という施工棟数です。

この棟数であれば、一棟一棟にしっかり向き合い、お客様に安心していただける家づくりができる。

そう信じて、これからもお客様の夢を形にするお手伝いを、全力で続けていきます。

 

NEXT:③家族経営工務店だからこその家づくり

 


住宅アドバイザー 緒方 涼

愛知県生まれ・愛知県育ち。愛知県が大好きな34歳。
大学卒業後、某ゼネコンの住宅事業部にて勤務し、現在は緒方建設に所属。
緒方建設の三代目候補として、前職で培った知識・経験と、工務店ならではの柔軟な家づくりを活かし、
「家づくりそのものを楽しんでいただくこと」「家づくりを通してお客様の“やりたいこと”を形にすること」を大切に日々取り組んでいます。
宅地建物取引士・住宅ローンアドバイザー・木造ハウジングコーディネーター資格保有。
家づくりだけでなく土地探し・資金計画等もトータルてお手伝いさせていただきます。

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