⑥高耐久も当たり前!耐震やメンテナンスなどのお話し
BEFORE:⑤高性能が当たり前な「将来の家計まで考えた家」をつくる理由
高耐久にすることが、安全と将来の家計を守ることにつながる
おがたの家は、構造計算(許容応力度計算)を行った耐震等級3を全棟で標準としています。
耐震等級3とは、建築基準法で求められる耐震性能の1.5倍の強さを持つ等級です。
たとえば、学校・警察署・消防署などの公共施設や防災拠点といった、大きな地震が起きても継続して使用することが求められる建物に求められる基準でもあります。
さらに私たちが採用している構造計算(許容応力度計算)は、地震・風・雪など、建物にかかるさまざまな力を数値で算出し、
基礎から柱・梁一本までの安全性を専門家が確認する、木造二階建住宅で行われる構造計算の中でも特に精度の高い方法です。
つまり「この構造なら大丈夫だろう」という感覚的な判断ではなく、科学的な根拠をもとに安全性を確認する計算であると考えていただければと思います。
命“だけ”を守るのではなく、その後の暮らしも守る
耐震性能というと「地震のときに倒れないか」という視点で語られることが多いかもしれません。
命を守ることが最も大切であることは、言うまでもありません。
ただ私たちは、その先の暮らしまで考えたいと思っています。
大きな地震のあとにもし建物が大きく損傷してしまえば、
・住み続けられない
・多額の修繕費がかかる
・場合によっては建て替えが必要になる
といった状況が起こり得ます。
また、特に愛知県は大地震を経験していない地域でもあり、これから新築するのであれば地震対策は欠かせない要素と言えるでしょう。
私たちが構造計算を行った耐震等級3にするのは倒壊を防ぐだけでなく、地震後の建物の損傷をできるだけ軽微に抑えることも目的としています。
被害を抑えられれば、地震後も住み続けられる可能性が高まり、修繕費や仮住まいにかかる負担も小さくなります。
これは結果として、地震によって生じる想定外の出費を軽減するといった形で、将来の家計を守ることにつながっていきます。
つまり、「もしものときの安心」であると同時に、暮らしを早く立て直すための土台でもあるのです。
暮らしを守る、大きなメンテナンスに追われない外壁
家の外壁は、雨や風・紫外線など、365日休むことなく住まいを守り続ける部分です。
外壁の劣化は、見た目の問題だけではありません。
色あせや塗膜の劣化が進むと、防水性が低下し、結果として建物本体に負担がかかってしまうこともあります。
そこでおがたの家では、光触媒コートが施された無機塗装の高耐久外壁材「光セラ18」を標準で採用しています。
この外壁材は、紫外線による劣化や色あせが起こりにくく、メーカーの促進耐候性試験において40年色品質が示されています。
耐久性の高い外壁を選ぶことは、住まいの外観をきれいに保つだけでなく、暮らしそのものを守ることにつながります。
将来まで見据えた選択肢を
光セラ18を選ぶことの最大のメリットは、やはりメンテナンスの回数が少ないことです。
一般的な外壁材では、10〜15年ほどで塗替等のメンテナンスが必要になることが多く、そのたびに足場費用や工事費が発生します。
一方で、耐久性の高い外壁材を採用することで
・塗り替えのタイミングを延ばしやすい
・大規模なメンテナンスの回数を抑えられる
・将来の出費を計画的に考えやすい といったメリットが生まれます。
私たちは、住み続ける中での手間や費用まで含めて“暮らしやすさ”だと考えています。
なお、初期提案は光セラ18ではありますが、デザインや素材感のお好みに合わせて、ガルバリウム鋼板外壁等他の選んでいただくことも可能です。
それぞれの外壁材には異なる特性がありますので、メリット・注意点をしっかりご説明したうえで、暮らし方やご希望に合わせたご提案を行っています。
外壁ひとつとっても、住まいを守り続ける大切な存在です。
その選択が、将来の安心と家計のゆとりにつながって欲しいと思います。
光セラについてはこちら(メーカーホームページ)
https://www.kmew.co.jp/shouhin/siding/hikaricera/
これまで全6回にわたり、お読みいただき本当にありがとうございました。
少しでも、皆さまの家づくりを考えるうえでのヒントや安心につながっていれば嬉しく思います。
また、年明けからは大治町にて、平屋の自社展示場もオープン予定です。
図面や写真だけでは伝わらない、実際の空間や空気感を体感していただける場所になっています。
家づくりを考え始めたばかりの方も、まだ具体的でなくても構いません。
ぜひお気軽に、遊びに来ていただければと思います。
お会いできるのを楽しみにしています!
住宅アドバイザー 緒方 涼

愛知県生まれ・愛知県育ち。愛知県が大好きな34歳。
大学卒業後、某ゼネコンの住宅事業部にて勤務し、現在は緒方建設に所属。
緒方建設の三代目候補として、前職で培った知識・経験と、工務店ならではの柔軟な家づくりを活かし、
「家づくりそのものを楽しんでいただくこと」「家づくりを通してお客様の“やりたいこと”を形にすること」を大切に日々取り組んでいます。
宅地建物取引士・住宅ローンアドバイザー・木造ハウジングコーディネーター資格保有。
家づくりだけでなく土地探し・資金計画等もトータルてお手伝いさせていただきます。
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